永田勝太郎先生が書いた「患者の実存性へのアプローチ」という文章が、「心と魂の叫びに応えて6」(特定非営利活動法人臨床パストラル教育研究センター. 2012)に収録されています。
当法人が毎月開催しているバリントグループワークのアドバイザー、加藤眞三先生(慶應義塾大学名誉教授、エムオーエー高輪クリニック院長)が著した「医療者のかかえるスピリチュアルな痛み」も読むことができます。
ぜひ一度お手に取ってみてください。
「フランクル先生はいつも言いました。『どんな人にも必ず意味がある。しかしほとんどの人がそれに気づいていない。医師やケアギバーのの役割は、それに一緒に気づくことだ。そのためには情報を集めなければならない。』と。いかに意味を見出すかということです。
(中略)
まずこの患者の資源は何かを探る。それが理解可能性です。そして、その資源のなかで管理可能なものは何だろうか。その人にとって意味のあることは何なのか。この同心円を外側から内側に向けていくようなアプローチをすればよい。
(中略)
生きる意味は、必ず見出せます。ただし、見出そうとしなければ見出せません。青い鳥と同じで、身近なところにあります。自ら創造するできます。
(本書内の永田勝太郎先生の言葉より)
