「ロゴセラピーの臨床 実存心身療法の実際」
監修 内田安信・髙島博
編集 永田勝太郎
医歯薬出版株式会社. 1991年
実存分析(ロゴセラピー)の歴史、理論、臨床を幅広く網羅した必読の専門書としてお勧めしたい一冊です。
ロゴセラピーの大きな目的が、「意味への意志」であり、自らの人生に意味を発見すること(治療者が発見させることではなく、患者が自ら発見すること)であるならば、ロゴセラピーの適応範囲はなにも神経症に限らないことに気づく。
(本書、永田勝太郎先生の文章より)
【目次】
第1部 実存分析(ロゴセラピー)とは
1.実存分析(ロゴセラピー)
① ロゴセラピーの歴史
② ロゴセラピーの理論
③ ロゴセラピーの技法
④ ロゴセラピーの適用(適応範囲、適応疾患)
⑤ ロゴセラピー施行上の注意と医療教育
⑥ 今後の展開
2.フランクル博士と世界
① フランクル博士との出会い:一路ウィーンへ
② フランクル博士と世界
③ ウィーンで、フランクル博士と出会い
3.全人的医療と実存分析
① 全人的医療の3ステップス
② 全人的医療の第1ステップと実存分析(ロゴセラピー)
③ 全人的医療の第2ステップと実存分析(ロゴセラピー)
④ 全人的医療の第3ステップと実存分析(ロゴセラピー)
4.全人的医療の核としての実存分析 ー神経性食欲不振症
① 全人的医療の視点から見た神経性食欲不振症
② 神経性食欲不振症の治療における東洋医学の果たす役割
③ 神経性食欲不振症患者に対する全人的医療
5.肥満治療と実存分析
① 全人的医療における肥満
② 肥満の成因:特異的要因
③ 「食べる」ことの実存的な意味
④ 肥満のロゴセラピー
6.生きる意味と生きがい
① 生きがいとは何か
7.ライフ・レビュー・インタビュー
① [事例]
② ライフ・レビュー・インタビュー
③ [事例]
8.医療教育と実存的視点
① 医の倫理の特性
② 医の倫理教育の必要条件
③ 「全人的医療のためのワーク・ショップ」
④ 「受容」ということ
⑤ 実存的視点
⑥ 全人的医療の核としての実存的視点
⑦ 「医師という薬」
第2部 実存分析(ロゴセラピー)の実際
1.起立性低血圧と登校拒否
① 症例
② 症例の解説
2.肥満と不登校
① 症例
② 症例の解説
3.神経性食欲不振症に対する実存的アプローチ
① 症例
② 初診時所見
③ 病態の全人的理解
④ 治療経過
⑤ 症例の解説
4.アトピー性皮膚炎
① 症例
② 初診時所見
③ 病態の全人的理解
④ 治療経過
⑤ 症例の解説
5.脳腫瘍と頭痛ー宗教とのかかわりー
① 症例
② 初診時所見
③ 病態の全人的理解
④ 治療経過
⑤ 症例の解説
6.過呼吸症候群
① 症例の紹介
② 入院時所見
③ 患者評価表(PEG)
④ 治療の経過
⑤ 症例の解説
7.反射性交感神経性ジストロフィー
① 症例の紹介
② 入院時診察所見
③ 患者評価表(PEG)
④ 病態の全人的理解と実存的アプローチ
⑤ 症例の解説
8.灼熱感(カウザルギー)
① 症例の紹介
② 入院時所見
③ 実存レベルの問題のまとめ
④ 治療内容
⑤ 入院後経過
⑥ 症例の解説
9.気管支喘息
① 症例の紹介
② 初診時所見
③ 病態の全人的理解(PEG)
④ 治療の経過
⑤ 症例の解説
10.更年期障害
① 症例の紹介
② 入院時現症
③ 入院後経過
④ 症例の解説
11.悲嘆療法
① 症例の紹介
② 入院時現症
③ 入院後経過
④ 症例の解説
12.癌の実存的転換
① 症例の提示
② 入院時身体所見
③ 患者の問題点の整理
④ 入院時の実存的問題点のまとめ
⑤ 治療内容
⑥ 入院後の経過
⑦ 症例の解説
おわりに
