◉暗視野顕微鏡とは
暗視野顕微鏡は、生きたままの赤血球や白血球を観察できる顕微鏡です。約2000〜3000倍に拡大して観察することができます。血液1滴で観察ができますので、負担が少なく検査ができます。
◉暗視野顕微鏡でわかること
暗視野顕微鏡で血液を観察すると、次のことがわかります。
①糖質過多や水分不足について
②血球の状態
③血漿中に存在する糖分・脂肪滴・老廃物など
④心筋梗塞や脳梗塞のリスクについて
⑤薬剤の影響などについて
血液像は個人の体質はもちろん、食事や水分の摂り方、服薬なども影響します。特に重症な傷病をお持ちの方は、「連銭形成(赤血球がくっついている状態)」や「フィブリンネット(血液に網目上のモヤモヤがある状態)」が顕著に認められることがあります。それは、水分不足であったり、糖化が進んでいる状態、また、炎症が起きている状態などとも言われます。
日々の食事などの生活習慣を整えることで血液環境は改善され、様々な症状の治癒効果が高められる可能性があります。
*参考文献
永田勝太郎, 他:線維筋痛症の発症要因の探究:糖化・酸化・血行動態について.慢性疼痛39(1):114-118, 2020
永田勝太郎, 他:Flash Glucose Monitoring(FGM)時代の血糖値の分類ー低血糖・血糖値スパイクを中心にー.Comprehensive Medicine 19(1):21-30, 2020
◉暗視野顕微鏡は、ウィスマー社 UBIQUE MICROSCOPE400 を用います。
◉微量採血器具(ランセット)を使って指先から血液を1滴採取します。非常に細かい針のため、痛みや負担はほとんどありません。
◉暗視野コンデンサーを使って試料(血液)へ斜めから光をあてて生じた散乱光や反射光によって生きた血液像がモニターに映し出されます。
◉赤血球・白血球の状態や、血漿中の物質(フィブリンなど)の状態を観察します。
◉モニター上に映し出された動画で確認します。
◉永田勝太郎医師が数千例の画像データからまとめた「赤血球像評価例」を基に、血球像の状態を把握します。
※なお、当検査は、傷病名を診断・特定するものではありません。
◉現在、検査は行っていません。何卒ご了承ください。
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